とりとめ

遠い将来の思い出/やや近い将来への忘備録

科学技術

藤垣(編)『科学技術社会論の技法』

藤垣裕子(編)『科学技術社会論の技法』東京大学出版会(2005) 買ったのは学部生時代だったと思うから、もう10年前か。 本書は当然ながら、学問として種々の問題を分析する方法論を提示したものである。しかし読んでみて、科学技術の現場に携わる自分とし…

Collins・Pinch『迷路のなかのテクノロジー』

Harry Collins and Trevor Pinch著、村上陽一郎・平川秀幸 訳、『迷路のなかのテクノロジー』、化学同人、2001。学部時代の授業の参考書。科学を扱った同著者の『七つの科学事件ファイル――科学論争の顛末』(化学同人、1997。以下、「前作」)の続編で、技術…

計算力学に求められる事

【偉い人が座談会で言ってた話】 ○四力を横に串刺す―現実はほぼ全て複合問題 ○これまでは詳細解析としてのみ→設計段階から、一からシミュレーションによる提案 むしろ設計者や解析担当といった縦割りを取っ払い、計算屋も設計をする