とりとめ

遠い将来の思い出/やや近い将来への忘備録

2018-01-01から1年間の記事一覧

三崎亜記『となり町戦争』

一地方公務員が、何をさせられたらそんな達観モードになってしまうのか? 理不尽に憤ったり、それを回避しようとしたり、そういった考えうるプロセスは「戦争」の一語で全てすっとばされてしまうのか? 所詮小さな地方自治体の政策、というスケールに過ぎな…

本多勝一『日本語の作文技術』

私見は水色で記述する。本多勝一、〈新版〉日本語の作文技術、朝日新聞出版、2015。 初版は1982年。ネット(togetter)上で見かける。どのページかは忘れたが、「著者の思想はアレだけど、この本の実用性は確か」みたいなことが言われていたように思う。 第…

世界を喪失するということ

【岡田淳、『二分間の冒険』】 偶然手にとって、初めて読んだ。 主人公悟が、黒猫ダレカに連れられて行った世界。敵の策略を破り、協働するに至った仲間たち。彼女のために竜を倒す決意をし、共に旅をし、共に仲間を導いて竜を打ち負かし、お互い世界で一番…